シンクロは、英語で”synchro”と綴り、その意味は「同期」です。
つまり、この記事の題名にある『シンクロ打法』とは、『同期打法』と言い換えることができる。
では、バッター(打者)が、何と同期をとるのでしょうか?
ピッチャーの投球フォームと同期をとります
より具体的に言うと、ピッチャーの重心の上下動に同期をとるということ。
この打法理論は、現在東北楽天ゴールデンイーグルスで史上初のパフォーマンス・コーディネーターを務めている手塚一志氏が述べたものです。
実は、以前書いた”うねり打法”も手塚氏によるもの。
手塚氏は、今はパフォーマンス・コーディネーターをなさってますが、スポーツ科学者がメインで、プロ野球のコンディショニングコーチなどを歴任されてもいます。
さて、本題の『シンクロ打法』ですが、ピッチャーの重心の上下動と同期をとると言いました。
ここからは、どうやって同期をとるのかです。
そのきっかけは、ピッチャー寄りの足を”踏む”こと。
そして、そのタイミングは3通りあると言われています。
A.ピッチャーが軸足と反対の足を上げる際、その足が最高点に達する瞬間
B.ピッチャーが振り上げた足が下がり始める瞬間
C.ピッチャーの体が前方に傾く瞬間
上記3通りですが、実際の時間にすると0コンマ数秒の世界
この3通りのタイミングで、ピッチャー寄りの足を”踏む”ことでピッチングフォームとバッティングフォームとを同期させることで、タイミングを合わせる。
そして、タイミングを合わせることで、自らのバッティングフォームを崩されにくくなり、すなわち常に自分のスイングをすることができるというのが、『シンクロ打法』のメリットです。
もちろん、自分自身のバッティングに合う合わないはあると思いますが、実際に採用しているプロ野球選手も多数います。
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