2011年に横浜ベイスターズから、福岡ソフトバンクホークスに移籍し、その1年目から大活躍した内川聖一選手についての記事です。
2001年に大分工業高校からプロ入りして数年は、ケガや体調不良などでかなり苦労している選手です。
2008年シーズンで、3割7分9厘という右打者最高打率でセ・リーグ首位打者を獲得して以降、強打者の一人として定着してきていますし、(成績を見る限り)ピッチャー優位という統一球が用いられた2011年は3割3分8厘の成績でパ・リーグの首位打者を獲得
両リーグでの首位打者獲得は、日本プロ野球史上2里目の快挙
さぁ、その内川選手のバッティングについてです。
特徴的なのは、次の点↓
●勝負が早い
●センターより右方向へのヒットが多い
一つ目は、初球からでもガンガン振っていく選手だということ。
打率が高く、初球から狙っていく姿勢があるということは、相手バッテリーを初球から悩ませます
そして、内川選手を語るうえで外せないのが二つ目の要素。
最近、テレビでもそのバッティングについてインタビューを受けることが多い内川選手が話す言葉で、筆者の耳に残っているのは次の言葉(一言一句そのままではありません)。
『入団当初は、前でさばけるのが自分の特徴だと思っていたが、それをより引き付けることによってバッティングが上向いた』
この言葉が耳に残る理由は2つ
一つは、「やはり、より体に近いところで打つ方がいいのかな…」ということ。
そしてもう一つは、「自分の特徴を確りと把握している!」ということ。
入団当初といえば、高卒ですから20歳前後ということ。
その時点で、自分の特徴を把握しているということは、凄いことだと思いますし、それはバッティングを研究しているからこそ言えることだとも思うわけです
そして、ごく最近のインタビューでは、「詰まってポトリと落ちるヒットがよく出るときは調子がいい」という表現も耳にし、ある意味”詰まってナンボ”という考え方になっているようです。
但し、詰まってもヒットになるということは、しっかりとボールを見て、よぉく引き付けてから、しっかり振っていっているということでしょう。
しっかり振るために、初球からガンガン振っていくのかもしれませんね
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