福岡ソフトバンクホークスの生え抜きスター選手である松中信彦選手です。
松中選手は、2004年に三冠王に輝いており、2011年現在、日本プロ野球界の現役選手では唯一の三冠王達成者
そんな松中選手の魅力はやはり長打力
ある書籍のインタビュー記事で読んだのですが、その長打力の秘訣は、10cmほどボールを押し込むということ。
感覚的には10cmほどバットとボールを引っ付けておく感覚があるらしいです。
ただ、筆者がその記事で心惹かれたのは次の2点
(1)バックスクリーンからやや左中間のほうに打つ気持ち
(2)8割の力で打つ
(1)についてですが、これは決して常にホームランを狙っているということではなく、その方向に打つ気持ちを持つことで、肩の開きを抑えることができるとのこと。
筆者は、中学時代に左で打っていたとき、「ショートの頭の上を狙っていけ」とよく言われていた記憶がありますが、そういう意図があったのかと…
バックスクリーンとはいかなくとも、漠然と打席と反対方向を狙うよりも、気持ちを置く位置を明確にしておく方が、より体の開きを抑えることに効果的かもしれません
(2)は、インパクトの瞬間に10の力を発揮するコツ。
最初から「フルスイングしてやろう!」と10の力で臨めば、結果としてスムーズなスイングができずにインパクトの瞬間に8割の力になってしまう
「8割の力で打つ」という気持ちであれば、逆にインパクトの瞬間に10の力になる…バッティングとはそういうものだということです。
松中選手は輝かしい成績(首位打者2回・ホームラン王2回・打点王3回)を残しながらも、2004年から始まるプレーオフ(クライマックスシリーズ)での不振で、非難を浴びている面もあります。
常に主軸を任され、その責任と期待は非常に重いでしょうし、それに応えるべく行う練習の厳しさは、よくオフシーズンにTVで取り上げられているのを目にしました
プロ野球解説者の若田部健一氏は、「練習は裏切らないということは、松中を見れば実証できる」と語ったそうです。
2011年のクライマックスシリーズでは代打満塁ホームランを放ち、その呪縛から解放されたような晴れ晴れとした表情が印象に残ります。
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