この選手について、記述するのは恐れ多いのですが、アメリカ・メジャーリーグのシアトル・マリナーズに所属するイチロー選手に触れてみます
筆者が、イチロー選手について感じるのは、”野球哲人”であるということ。
そう感じるのは、次のような本人の言葉によってのもの(実際はもっとたくさんありますが…)。
●フライを打ってから『あぁ、多分ホームランになるな』と思うシチュエーションになった事は一度もない
●フォームを変えたのではなく、変わったのだということ
●走塁は打撃や守備よりも難しい
そして、それらの言葉は弛まぬ野球に対する取り組みから生まれてきているということは、イチロー選手が残している成績から十分に分かりますよね。
また、イチロー選手がやっていることを「感覚的に」「何気なく」やっている選手もいるのかもしれません。
筆者が、イチロー選手を”野球哲人”であると感じるのは、イチロー選手が自身の各プレイについて語る際の表現がとても分かりやすく、理にかなっていて「そういう見方をしているの!」というところが随所にあるから。
では、イチロー選手のバッティングについてですが、言葉で言ってしまえば「スゴイ」ということになってしまいますね。
少年時代からバッティングセンターに通い詰めていたということですから、「天性」とも評されるバットコントロールは、数えきれないほど積み重ねられたスイングから出来上がっているのでしょう。
一本でも素振りを多くしたものが勝つということは、やはり言えると思います。
そして、「スゴイ」のは「ミスショット」はあるものの、全ての打球を狙って打っているということ。
ホームランに関しては、「狙わないと打てない」ということのようですが、内野安打になる緩いゴロや、内野と外野の間にポトリと落とす打球など、「わざと詰まらせる」という芸当もやっている
それは、「詰まる≠バッター(打者)の負け」という方程式の裏付け。
そして、この理論は全てのバッターの参考になるはずです。
とりあえず、今回のイチロー選手についてはここまで。
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