バッティングフォームを形容する表現の一つに『コンパクトなスイング』というのがあります。
”コンパクト=compact”を直訳すると、「小型で持ち運びしやすい」とか「こぢんまりして経済的な」とか「ぎっしり詰まった」「簡潔な」など。
言葉から考えた場合に、『コンパクトなスイング』とは、無駄がないスイングと言えます
実際バッティングフォームにおける”無駄”とは何でしょうか?
一連の動きのなかですから、指定するのは難しいですが、この『コンパクトなスイング』を実行する上で省かれるのはテークバック。
要するに構えの時点で、バットをトップの位置に配するということ
これによって、『コンパクトなスイング』が実行されるわけですが、このテークバックが省かれることで得られるメリットは静止した状態で長くボールをみることができるということ。
よって、『コンパクトなスイング』にする目的は、ボールを捉える確率が高まる
いいことづくめですが、やはりデメリットもあります。
テークバックを省くために、反動が少なくなりますから、スイングパワーは少なからず弱まりますね
上体の力があれば、コンパクトかつパワフルなスイングというのは可能でしょうが…
なかなかボールをバットの芯で捉えることができないという方には、この『コンパクトなスイング』は、効果が出るでしょう
また、『コンパクトなスイング』はスピードがありながら変化するボール…ムービングファストボールやツーシームなどに対して強さを発揮します。
逆に、テークバックがないことにより間が取りづらいために緩急には弱い面もあります。
自分のバッティングで何を求めるのかが重要になってきますね
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