1983年夏の甲子園で1年生投手として優勝を果たしてからその名を轟かせ、2008年に現役を引退するまで数多くの記録・記憶を残した桑田真澄投手についてです
身長は170cmを越えるくらいで、決して体格に恵まれているとは言えなかったもののプロ通算173勝を挙げています。
1995年に右肘側副靱帯断裂という大怪我を負いながらも、手術と過酷なリハビリを経て復活しており、復活のマウンドに立つ際に、ピッチャーズマウンドにしゃがみ込み、右腕をピッチャーズプレートに添わせる姿は今でも頭の中から消えません
大怪我がなければ、200勝は確実にクリアしていたことでしょう。
球界でエースナンバーとも言われる背番号18が非常に似合うピッチャーで、『エース』の称号も似合う
野球に対しての哲学者のような取り組み方は、違うジャンルでも模範にしてもよいのではないでしょうか。
桑田投手については、書きたいことは山のようにありますが(KKコンビ・ゴールデングラブ賞・10.8決戦etc)、筆者が最も印象に残っていることがあります。
持ち球として、ストレートのほかに数種類のカーブとスライダー・シュート・フォークなどがある桑田投手が、開幕前のキャンプ時にテレビのインタビューを受けていた際に言った次の言葉が忘れられないのです。
「毎年1球種を磨くようにしていて、今年はストレートを磨く年」(※一言一句間違いなく覚えているわけではありませんので悪しからず)
複数年にわたっての明確な計画立案と、それを遂行していく意思の強さがうかがえませんか?
決してその球種が悪いわけではないのに、とことんまで追及してよりよくしようとすることは、なかなかできるものではないはず。
現在は、スポーツ関連の番組でよく見かけるようになりましたが、野球に対してブレずに取り組んできた桑田投手の説明はとてもわかりやすく的確です。
皆さんも、見聞きする機会があれば、取り入れることができるなら是非、桑田理論を取り入れてはいかがでしょうか?
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