今回は、”杜の貴公子”とも呼ばれている楽天ゴールデンイーグルスの岩隈久志投手についてです。
WBCでも大活躍した右腕は、度重なる故障に悩まされながらも、登板した試合では非常に安定した投球をするピッチャー
その安定感の源は、やはり低めへの制球力
速球も140kmを越えるのですが、スライダーや高速のSFF(スプリットフィンガーファストボール)も含め、低めへのコントロールが素晴らしいです。
三振もそこそこ奪うものの、その低めへの制球を活かして内野ゴロを打たせて取るタイプと言えるのではないでしょうか
貴公子と呼ばれるように、非常にクールに見えるのは、ピンチになっても動じない制球力があるからでしょうね。
岩隈投手の特徴が最も顕著に出たのが、年間21勝を上げた2008年シーズンで、200イニングを越える投球をしていながら被本塁打が3本
これは、驚異的数字です
その他にも、2009年のWBCにおける決勝のキューバ戦にて、奪った18個のアウトのうち15個までもが内野ゴロであったということもあります。
それをなしたのは、やはり低めへの制球力。
筆者が、岩隈投手に関して印象に残っているのは、スポーツニュースにてインタビューを受けている際に、次のように語ったこと↓
『全ての対峙したバッターに対して、”どうやったら打ち取れるか?”がイメージできる。』
もちろんビデオ等で研究もしているのでしょうが、このセリフの根底にあるのは【自分自身がどういうピッチャーであるのかを知っている】ということだと思います。
スピード・持ち球については、日々そんなに変化するものではありませんが、調子・体調は大きく変化するもの。
それもふまえて、”どうやったら打ち取れるのか?”をイメージできるというのです。
(確固たる配球+確固たる制球力)で打者を打ち取っているということ
これこそが岩隈久志投手の強みであると思います
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